日銀の資金循環統計によると、2018年度末の家計部門の現預金の残高は980兆円。前年比2.00%増。上場株式の残高は107兆円。前年比5.78%減。投資信託の残高は71兆円。前年比2.43%減。金融資産残高の合計は1855兆円。前年比0.56%増。
経済産業省の審議会資料において、老後の生活の為には、年金以外に2895万円の資金が必要となるとの試算が掲載されていた。
少額投資非課税制度(NISA)の一つ、「つみたてNISA」の口座数が2018年12月末時点で100万口座を突破した。つみたてNISAは2018年1月にスタート。1年間で100万口座に到達したことになる。
厚生労働省は、公的年金制度の財政検証結果を公表。これによると、将来の年金の給付水準(所得代替率)は、現在の61.7%から50.8%に2割近く下がる。この数字は、計算にあたって6通り置かれた経済前提の上から3番目のケース。
金融庁は、金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」をまとめた。報告書の中で、男性65歳以上、女性60歳以上の夫婦では、年金収入に頼った生活設計だと、これから20年で1300万円、30年だと2千万円が不足するとした。