日銀の資金循環統計によると、2018年度末の
家計部門保有の金融資産残高の合計は1855兆円。前年比0.56%増。
家計部門保有の現預金の残高は980兆円。前年比2.00%増。
家計部門保有の上場株式の残高は107兆円。前年比5.78%減。
家計部門保有の投資信託の残高は71兆円。前年比2.43%減。
[コメント]
家計が保有している金融資産が1800兆円超というデータは基本的な数字なので押さえておきたい。そして、その約半分が預貯金であるという事実も大きい。共に、増加傾向。
2018年度末では株式が関係する残高が減少している傾向が見て取れる。上場株式については、2015年度末に一度落ち込んだ後2年連続で伸びた後の減少。投資信託については、2015年度末と2016年度末と減少した後、2017年度末に少し回復した後の減少。
日銀発表の家計部門金融資産(2018年度末)の正確な数字は、18,549,718億円。
なお、資金循環統計には速報と確報があり、上記数字は確報でアップデート済。一般的なニュースリリースは速報を利用しており、それらとは数字が異なる。また、利用する集計項目によっても差は発生。さらに、資金循環統計は数字の見直しが行われる事がある為、後から日銀のデータを参照した場合、違う数字に書き換えられている場合あり。
[データ元]
日本銀行
[データ日付]
2019年3月時点
2019年6月発表(速報)
2019年9月発表(確報)
[関連URL]
日本銀行 資金循環統計
http://www.boj.or.jp/statistics/sj/index.htm/